たんぱく質足りてなかった!

バランスよく食べているほうだと思っていました。しっかり食べていると思っていました。
むしろ多いのではと体重計にのりながら
なかなか減らないから・・・
長年いやまだ抜け切れてはいないかもですが、厚生労働省が「国民が健康でいられるための食事摂取量」に準じて食品の目安量を考えて食べていました。
バランスよくとか、1日30品目とか
とても大事なことに変わりはないのです。否定はしていません。
ただ私の消化力が悪く 摂取したたんぱく質が全て分解されて細胞までとはいっていなかったようです。
血液検査で「総蛋白・アルブミン・グロブリン」「AST・ALT」「ALP」「LD」「コリンエステラーゼ」「尿素窒素」「総コレステロール・LDLコレステロール・HDLコレステロール」
などがタンパ質が体の中で上手く活用されているかがわかる検査項目です。
前回書いたコレステロールですが、LDLコレステロールはたんぱく質のトラックに乗って細胞に届けられます。たんぱく質が足りないとトラックが無いのでLDLコレステロールが余ってしまいます。そこにHDLコレステロールが運ぶ分だけあればいいのですが、HDLコレステロールも少ないので血中に残って悪さをします。
私の場合はLDLコレステロールを運ぶたんぱく質のトラックが少なく、LDLコレステロールを肝臓まで運んでくれるHDLコレステロールも少なかったことが血管のアテロームを作る原因の一つと推測されます。
食べても消化が良くないと吸収率が下がりますよね。厚生労働省の食品摂取基準は90%の消化吸収を前提にしています。特にシニアになって食が細くなるとまずこのたんぱく質が減ります。髪が細くなるとか、骨が、皮膚がと気になることだらけになりますよね。
若い人でしたら貧血は鉄不足だけではなく、たんぱく質不足も大いに関係しています。
「よし、明日からは肉だ!肉だ!」ちょっと待って!!
たんぱく質はお肉だけではありませんよ。
卵・乳製品・豆製品・魚・肉はもちろんですがごはん・パン野菜にも微量ですが入っています。バランスが大事ですね。
たんぱく質がアミノ酸に変わって体の隅々の細胞組織へ変わるためには酵素が必要でその酵素を作りやすくする補因子としてビタミンやミネラルが必要なのです。
ですから沢山たんぱく質を摂っても消化吸収するための酵素が出ていないと残念なことになります。この酵素もたんぱく質から作られます。補因子のミネラルは血液検査で分かりますが、ビタミンは体の中にどれ位あるかはわかりません。(自費でだったら検査あるかな?)
ですから血液検査で自分の身体の状態を知り、何をプラスすると良いのか、を教えてくれたのが分子栄養学でした。
私の不足していたビタミンはB6とB12でした。
ちなみに、たんぱく質の最も重要な働きは?
筋肉・内臓・骨・腱・脳・神経・血液・髪・皮膚・爪・酵素・ホルモン・神経伝達物質など
私たちの体組織そのものです。
「そうか~ たんぱく質たくさんかぁ~」と思ったあなた!
食事でとれているのに良かれと思ってプロテイン飲んでいませんか?
高たんぱくは脂肪肝へとつながりますよ!
逆に「お肉食べられないな~食べたくないな~」という方は消化力が問題ですよ!
たんぱく質は大事な栄養素なので次回もう少し書きますね。
「自分の体質を知り、正しい知識を取り入れ自分の身体を
自分で養生できることを目指しましょう」