「骨粗しょう症」すぐカルシウム補給?
更新日:2020年10月20日

体の中の骨は直接目で見ることは出来ませんが、2年から5年又は10年かけて入れ替わりながら骨は新しくなっています
この働きを骨代謝と言います。
今年の3月「同じ年齢より骨密度少ないですよ。軽い骨粗しょう症ですね」と内科医からの言葉はどの血液検査の結果よりもショックでした。結果がそのように出てもしっかり食べて運動して、
日光を適度に浴びている生活でも何故?と今日まで考えてきました。
検査結果、血液の中にはca(カルシウム)はある。
それが上手く骨密度に繋がっていないということか。
機械で骨密度を測らなくても、
血液検査ALP(アルカリフォスファターゼ)
である程度骨の状態を知ることができます。
分子栄養学で考える基準値は180
成長期の子供ならALPは350以上で小児は1000くらいまでになります。
成長期は骨を壊すよりも骨を作って体の成長へとつながって行きます。
骨代謝が活発に働いている証拠
ところが骨粗しょう症でもこの数値が高くなります。
私の場合
骨粗しょう症と言われた3月はALP 274 8月の時は312と数値が上がっていました。
ただこのALP は肝機能の状態も見る項目なので
全て骨代謝を見るわけではありません
またALPは1から6まで分かれていてそれぞれどこの
臓器由来かもわかります。
では数値が100とか130とか基準値より低い人は?
Zn(亜鉛)Mg(マグネシウム)不足 たんぱく不足
甲状腺機能低下と鉄不足が推測されます
ではカルシウムを補うだけで骨粗しょう症は改善するのでしょうか?
骨の成分を100として
70%ミネラル
20%たんぱく質
10%水分
骨のミネラル成分はCa 99% Mg 65% Zn 25%
確かに骨にはカルシュムの量は多いのですが
マグネシュウムや亜鉛も必要なのがわかります
骨の大元を作るたんぱく質も必要なのがわかります。
微量栄養素のミネラルだから微量でいいの?
そうではありません。微量だからこそ
不足すると代謝が上手くいきません
かかりつけの内科でもミネラル検査はお願いできますよ
「Caを足せばいいのね。牛乳、牛乳、チーズ、ちりめんじゃこ・・・」
と今までの私なら言ってたでしょう
でも牛乳をやめて3年が過ぎているけれど
Caは十分ある、、、けど、、、です。
Caだけではこの骨粗しょう症からの改善は
見込めないことが分かりました。
内科ではVDの投薬で改善を勧められましたが、
もう少し自分なりに考えたいと思いました。
骨代謝は常に起きています。その時骨になる原料がきちんと
体の中でストックされていたのだろうか?
ではなぜ骨粗鬆症になったのか?
老化?
遺伝?
閉経後のエストロゲンの減少が大きいと思います
これは内的要因で日常生活でも変えることが
出来ない要因
骨代謝にかかわっている外的要因はどうだろうか?
栄養的には? Mgが少なかったかな?
と気づき、にがりをお料理や炊飯に、Mgのボディクリームを塗ったり
サプリメントで補うことも始めました。またMgの多い塩の利用
Mgは
①骨や歯の形成に関与しています
②生体内に25g存在 そのうちの50~60%は骨に存在
③Caの吸収と代謝にはMgが必要
④MgはVDを活性化させ、VDによるCa吸収を促進させる
その他・・・
骨にはCaが多すぎても
色々な場所の石灰化につながります
例えば五十肩、関節痛とか尿路結石とか・・・・
Mgとのバランスが大切なことが分かりました
そのほかにも
甲状腺機能との関係
高血糖との関係
炎症との関係
これらは病的因子
どれも私には深い関係が推測されます。
この関係性については
後日また書きますね。
そして運動
重力を感じる運動どれくらい出来ていたか?
移動はほとんど車
自分に何かを課せないと長い距離を歩くことが
無くなっていることに気が付きました。
家の中では1日2000~3000歩は歩いています。
それに庭仕事
畑に行くと動きとしては6000歩以上です。
有酸素運動と無酸素運動のミックス
骨に刺激を入れる運動が私には必要でした。
エストロゲンが減少したと嘆く前に、あきらめる前に
やれることをまずやろう
ちなみに骨量と骨密度に必要な栄養は
骨量・・・たんぱく質 Ca Mg VB6 VB12 葉酸
骨密度・・・たんぱく質 Ca Mg VD Vk
だけどね、食物を食べてこの栄養を作り出す内臓力も大切だよね!
分子栄養学的なアプローチとしては
骨の代謝を阻害している要因を発見すること
そして不足の栄養を足すことをやります
でもその前に骨密度の検査はやりましょうね。
今の自分の状態を知るためにね!
骨は体を支えるだけではないことがわかってきています。
骨は筋肉と共に若さを作る素です。
骨量が減ると、若さを生み出すメッセージ物質が減少して
全身の老化が急速に進んでしまう可能性があります。
10年後あなたはどんな自分でいたいですか?